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命が延びる食生活 第二章 


食と教育


まず最初に私がここで強調したいことは食と教育は大変密接な関係であると言うことです。


私たちの時代の子供たちは家族の為に頑張ってくれている両親の後ろ姿を見て育ち

質素ながらも家族愛に恵まれておりました。

又、一家の柱と言われていた父親のもとに家族は安心して日々を過ごていたあの懐

かしい時代と、現在の家族のあり方とそして教育のあり方も大きく変わりました。


近年豊かな生活と引き換えに、人間にとって一番大切な資源である自然を枯渇化させ

ました。

戦後の敗戦から長い年月が過ぎ日本の経済至上は豊かさと便利さを確実に手に入れ

ましたが、ところが物の豊かさは心の豊かさを失いました。

そして感謝とか感動と言う沸き立つ物も失われたようなそんな気がしてなりません。

寂しいですね。



:人間は決して一人では生きていけない

皆と共有して行くことに喜怒哀楽があり、

そしてもちつもたれつと言う助け合いの

精神があってこそ、いい人間関係が生ま

れていました。その逆の結果が現在様々な

問題が生じ抱え込んでいるのが現代の日

本社会の姿です。

文明ほど恐いものはありません。

また教育にしても日本の愛国心教育は粉々に崩れました。

今こそ子供たちの心の教育がもっとも大切な時かと思います。

ゆくゆく日本を守ってくれる大切な人たちなのです。

現在解決のめどがつかない学校教育現場は荒波の上を舵取っているような打ち手

のないそんな状況下におかれています。困難な現代の子供たちのために学校再建を

計ろうとご努力なさっている先生方も大勢いらっしゃる事を私たちは忘れてはいけ

ませんね。そしてまたしっかりと真面目に勉学に運動に励んでいる子供たちも大勢

いる事を私たちは誇りに思いたいと思います。


ひと昔前までは子供たちは外で暗くなるまで遊んで

おりましたが、現代の子供たちの遊びはテレビケーム

が主流でそのために運動不足だと思いますね。そして

子供たちはエネルギー供給源になる主食を大切にしな

いと言われています巷に溢れる外食産業の波に乗って、

あらゆる食材などが後を追うように次から次へと店頭に陳列されています。

そしてファーストフードやジャンクフード甘いお菓子類や肉類などの高カロリーなど

を取りすぎると従来中高年の大人に発症していた成人病と言われていた生活習慣病が

青少年の肥満などから起っていると言う原因が分ってきたそうです。

恐い事に成人病が若年代に広がっていると言うことです。

ビタミンや植物繊維のバランスの整った物を子供の頃からとり、それが不足になりますと

精神的に不安定な状態になるといわれています。早急に解決してほしいですね。

今成長期の子供の基礎作りをしっかりとしないと、将来の子供たちの体力に限界が生じる

と思います。



子供に成人病?

私はこれを耳にしたときに自然食を忘れかけている人間は食べることへのこだわりをもっ

と意識して欲しいと思いましたね。

それに健康に生きることへの配慮を少し勘違いしているように思える場面に遭遇している

ときがあります。

人が買うから私も買う。

テレビの影響も大きいでしょうがそれが果たして全て正しいのかが難しい判断です。

人間はゆたかになればなるほど不幸になり、心の貧乏になって来たのではないかと思い

ます。

お金さえ出せばカードさえ出せばなんでも手に入る今の日本です。

最近の傾向としてここに書きたいと思います。                       

貧しさを知らないから、我慢をすることが出来ない。命の尊さ(尊厳)を重んじない。

贅沢な暮らしに浸りきっているので、やがてそれが崩れていくときにはたして厳しい社

会に立ち向っていけるのでしょうか。

我慢が出来なくなったら関係のない人にまで不満を吐き出し、虐待、弱者に攻撃して

向かっています。

決して自分を放棄することがないように自分を戒める精神修行がいかに必要かと言う

善悪のけじめが教育の根本だと強く思います。

それに子供たちの心の感動や人を敬う心情が生まれて来るので、いかに家庭と学校で

の教育が大事かと言うことです。

ただ精神的な要素を行き過ぎても良くない場合があると思います。

またそれにはしっかりと命を繋ぐ食べることによって、精神的あるいは充足感になり心

も満たされて幸せな気持ちになります、またストレスが溜まったら五感を刺激してもっと

ゆっくりとお食事をなさって欲しいです。

食とは人間の全てを形成する大切な物です。

そして親は子供の好きな物を与えるより与えたい物がきっとあるはずです。

同じ材料でも工夫次第で今流のスパイスをミックスしたりしますと、驚く事にシェフの味に

なります。

私の好きな言葉ですけど 木の温もりを愛するように、そして収穫の後感謝の堆肥をまく

ように、そんな心でいつも居れたらいいなぁと思います。

私たちは毎日人間として生かされているのです

ですからお体のご不自由な方をお見かけしたら手を差し伸べる優しい心と、品格や情緒豊

かな精神こそが昔から言う日本の大和魂なのです。

そこにみんなで共感する姿勢があってこそ美しい姿だと思います。

そしてなによりも子供たちの環境をより豊かな住みやすい国にしてほしいと願います。

セーフィティー環境に期待したいと思います。
 


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命の延びる食生活 目次

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    エッセイ集目次

1 私の日常生活

2、薩摩おごじょ

3、国内の旅


4、海外の旅

5、自転車日本縦断の旅

6、普賢岳の千羽鶴

7、阪神淡路大震災

8、私の服飾観


9、命が延びる食生活

10、思い出は霧に包まれて

11、世界で一番大好きな


12、高隈山 戦争


13、松竹梅 一本松