私は長野県駒ケ根市赤穂に在住の知り合いのご招待を受けて天竜ライン下りの
感動の船旅を経験させていただきました。
そのとき私は水恐怖症の怖さをつい忘れて、四季折々の大自然の美しい渓谷美に
見惚れておりました。
それに川下りにはリスクが伴うと言うことすら頭になく、そのときの爽やかな信州の
旅に心も和んでいて、あっと言う間に舟に乗って、すっかり童心に戻っており
ました。
私たちは天竜峡温泉港ー唐笠港まで10kmの天竜
ライン下りを経験を致しました。
そして私の大好物の信州のお蕎麦や、また駒ヶ岳の
入り口で、とても美味しいとんかつ定食などもご馳走に
なりました。
その夜は彼女の友人たちも家に招かれ、彼女の手料
理に舌包みしゆっくりと温泉に入り泊めてもらいました。
想えば彼女との出会いは東京渋谷の、小さな店先での
初対面でしたが、人生観を語る内に会う機会が増えて
きました。
そのうちに心優しい彼女は、まだ仕事の少ない他人の
私に、沢山お金の入った白い封筒を渡そうとしました
が、私は心だけ頂いてお断りいたしました。
今はある事情で東京にはおいでになりませんが、私
はいつでも再会をしたいのでお待ちしております。
彼女も私も大好きな銀座で、今度こそは私が美味しい
とんかつ定食を、ご馳走したいと思っております。
懐かしいお写真を眺めながら、せり子さまのご友人との楽しかったあの夜のひととき、
そして帰りのバスに乗るまで、しっかりと見届けてくださったお心は私は忘れません。
空気の澄み切った駒ケ岳のように、あなたの横顔も眩しかった。
有り難う 美人せり子様へ
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